PISTOIA(ピストイア)

PISTOIA(ピストイア) ガイドブックにはあまり載っていない小さな街。
でも実は皇后美智子様や紀宮様も訪問され、日本ととてもつながりのある所です。

フィレンツェからとても近く電車でわずか40分で行けるので、今回は半日観光をしてきました。


ワイナリー訪問「郊外へ足を伸ばしておいしいワインとトスカーナの小さな街訪問を楽しみたい。」
「自分のお気に入りのワインがどんな畑や樽で造られているか見てみたい。
せっかくのフィレンツェです、ついでに自然やワインとも触れ合ってみませんか?!
半日のコースもご用意していますので、旅行プランに合わせてご利用ください。

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2003年8月××日 晴れ

 ピストイア出身の友人が「いい所だから、いつか絶対においで。フィレンツェよりも物価が安いし、落ち着いているからのんびりできるよぉ?。いっそうのこと、引っ越してきたら?家賃も安いよぉ?。」とかなり薦めてくれた街・ピストイアへ向けて、いざ出発!

イタリア国鉄(FS)

14:00にフィレンツェ駅を出発し、14:40にピストイア駅へ到着。
街から市内までは歩いて10分ほど。
街を取り囲むように造られた壁は現在でも所々残っていて、「古い街」を感じさせてくれる。

一方、毎年夏には「PISTOIA BLUES」(ピストイア・ブルース)を開催し、近隣の街から来た人達や地元の人達で賑わいをみせる。


「Centro Storico」(歴史的市街地)の看板に従って進むと、白と緑の大理石で造られたSan Giovanni Fuorcivitas(サン・ジョヴァンニ・フォルシヴィタス教会)に出た。
白と緑の大理石の縞模様は、以前訪問したシエナのドゥオモと似た感じ。

Valiani(ヴァリアーニ)教会の横にあるこれまた縞模様の建物は、Valiani(ヴァリアーニ)というお菓子屋さん。
14世紀にOratorio(オラトーリオ:祈りの場)だった所を現在お店と使用しているもの。
ピストイアの友人が「中はフレスコ画があってきれいだよ。」と薦めてくれていたけど、残念ながら今日はお休み。
ガラスの扉から覗いてみると、昔の雰囲気を出しているカウンターやキャッシャーが見えた。

Valiani(ヴァリアーニ)

住所
Via Cavour, 55

ピストイアのインフォメーション街の中心P.zza Duomo(ドゥオモ広場)付近は銀行や郵便局など、大きい建物が多くあった。
インフォメーションもこの広場にあり、昔、司教の建物として使用されていた中にある。


インフォメーション

住所
Piazzza del Duomo, 4
TEL
0573-21622
開館時間
月~土曜 9:00~13:00 / 15:00~18:00
日曜 10:00~12:00 / 15:30~17:30
(午後は場合により閉館)

ピストイアの街の情報がほとんどなかったので、ここだけが頼りとばかりいろいろと聞いてみた。
特に私が知りたかったのは、皇后美智子様がいらした時にオルガンの演奏をした教会。

「日本の皇后様が以前オルガン演奏をした教会はどこですか?」

「あ?、それはChiesa di Santa Maria delle Grazie o del Letto(サンタ・マリア・デッレ・グラッツィェ教会)だよ。オルガンをCattedrale di S.Zeno(サン・セーロカテドラル)に運んで演奏もしたね。もう6~7年、いやもっと前になるかな。」

「その他にも皇后様と関連のある場所はありますか?」

「Accademia di Musica per Organo(オルガンの音楽アカデミー)かな。でも市内からちょっと離れた所にあるんだよね。見学できるかどうかはここに電話して直接ごらん。」

と言って、音楽アカデミーの電話番号を教えてくれました。
音楽アカデミーは時間の様子をみて行くかどうかを決めるとして、カテドラルとサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へは行くことに即決定。

音楽アカデミー

TEL
0573-403053

その他にも、カテドラルの隣りにそびえたっているCampanile(鐘楼)とインフォメーションがある司教の建物は週に3日だけガイド付きの見学ができるという情報も教えてくれた。
さすがインフォメーション、街の情報はここで聞くに限る。

鐘楼の見学

曜日
土・日・月曜
時間
11:30と16:00
料金
大人 4.00ユーロ、子供とCOOPの会員 3.00ユーロ
その他
見学申請用紙に必要事項を記入する

司教の建物の見学

開館日
火・木・金曜

いろいろと聞いている私の後ろで、

「私達のグループは12人なの。この人数だったら鐘楼の見学できるかしら?」
「そうね、12人でしたらできますよ。じゃあ、16:00にまたここに来て下さい。」

という声が聞こえてきた。

私と喋っていたインフォメーションのお姉さんがすかさず、

「今日は見学の日じゃないけど、あのグループがいるから一緒に見学できるわよ。登ってみる?」

「もちろん!」

・・・ということで、急遽一緒に鐘楼を登らせてもらうことにした。
ラッキー!!!

16:00までまだ少し時間があったので、Battistero di S.Giovanni in Corte(サン・ジョヴァンニ洗礼堂)とカテドラルを見学。

Battistero di S.Giovanni in Corte(サン・ジョヴァンニ洗礼堂)サン・ジョヴァンニ洗礼堂はフィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂より少し縦長で、スマートな感じ。 中はレンガがむきだしで、真中には16世紀に実際に使用されていた洗礼盤があった。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂

住所
Piazzza Duomo
開館時間
9:30~12:30/15:00~18:00
閉館日
月曜

カテドラルの中に入るとパイプオルガンのいい音色が聞こえてきた。
ミサをしている時間帯ではなかったので、練習をしていたのかな?
パイプオルガンの音色に引きよせられるように主祭壇に近づくと、2003年・オルガンコンサートのスケジュールが書かれたポスターを発見。
演奏者の名前を見ると日本人のものもあった。
日本人の演奏スケジュール(2003年)は・・・

  • 9月7日 アサイヒロコさん 17:00から カテドラルにて
  • 9月9日 アサイヒロコさん 21:00から サント・スピリト教会
  • 12月21日 コニシクミコさん&ベルナルド・ バルザーリさん 17:00から サンティッシマ・プロスペロ・フィリッポ教会

インフォメーションのおじ様が、

「ピストイアは日本との関わりがある街なんだよ。」

と言っていた意味が分かるような気がした。

カテドラルの中で見逃してはいけないものが1つ。
それは、Altare Argento di San Jacopo(サン・ヤコボの銀祭壇)。
カテドラルに入って右側の礼拝堂にあり、近くで見たい場合には料金がかかり、礼拝堂にはいらずに遠目で見るには料金はかからない仕組み。
遠目で見ても充分、銀の輝きと精巧さを感じられた。

サン・ヤコボの銀祭壇

料金
大人 2ユーロ、団体 1.50ユーロ、子供 0.50ユーロ

カテドラル

住所
Piazzza Duomo
開館時間
8:30~12:30/15:30~19:00

16:00になったので、再びインフォメーションへ。
見学申請書に記入し、ガイドのお姉さんの後にくっついて鐘楼へ。
ジュビレオ(2000年)のために修復されたので、とてもきれいな外観。
全長67m、一番高く上れる所は約50m。

4ユーロも払ったからエレベータ?があるのかなと思いきや、階段のみ。
イタリア人のグループのおじ様やおば様達と一緒になってやっと上まで登った。
おじ様の1人は途中でギブアップしていたなぁ。
鐘楼は4つのタイプの建築様式で造られており、途中から柱式にし上にいけばいくほど軽さを出すようにしたとのこと。

鐘楼全部で6つある鐘楼には司教や製作者の名前や日付がラテン語で書いてあった。
グループの中のサルデーニャ島から来ていたおば様が、

「あっ、ここにはバルトロメオって書いてあるわ。でも、あとの部分はよく見えないわね。
私が住んでいるサルデーニャでも鐘楼を造った時には、現在でも司教・司祭・市長の名前、それから日付が刻まれるのよ。もちろん今はラテン語じゃなくてイタリア語だけどね。」

と丁寧に教えてくれた。

鐘楼の時計階段を下りる途中に鐘楼の時計を動かしている部分を見せてもらった。
重なりあった歯車と、1秒1秒時を刻んでいる音がとても素敵だった。
 ところでこのグループ、サルデーニャ島からの団体旅行かと思ったら、ピストイアからボローニャ方面へ約30km行った所にあるPorretta(ポッレッタ)という温泉街から来ていて、午前中は泥やマッサージなどの治療を受け、午後は周辺の街への小旅行というスケジュールで動いているとのこと。
たまたま同じ期間に温泉治療に来ている即席グループには見えないほど、それぞれよく喋っていて楽しそうだった。
日本で温泉というと、お年よりから若者まで行き、露店風呂、大浴場というイメージだけど、こっちは治療する所としてどちらかというと年配の方が数週間単位で行く傾向がある。

私も将来は「今年はイタリアの○○温泉へ2週間行ってくるわ。」なんて言いたいものだ。

鐘楼の後は、皇后美智子様がオルガン演奏をした教会へ向かった。
途中、鐘楼の上からも見えたカラフルなフリーズ(装飾帯の意味)の建物があった。
インフォメーションでもらった冊子によると、

「Ospedale del Ceppo(チェッポ病院)‐15世紀に建てられた病院で、フリーズはデッラ・ロッビアとブリオーニの2つの工房で作られたもの。」

チェッポ病院

住所
Piazzza Giovanni XX

サンタ・マリア・デッレグラッツィェ教会Piazzza S.Lorenzo(サン・ロレンツォ広場)に面して建っているサンタ・マリア・デッレグラッツィェ教会にようやく到着。
が、残念ながら中には入れず、皇后美智子様が演奏した様子を想像しながら外観のみ見学。


次なる見学個所、Chiesa di S.Andrea(サン・タンドレア教会)とChiesa di S.Maria dell’Umilta’(サンタ・マリア・デッルミルタ教会)を目指した。

サン・タンドレア教会の説教壇サン・タンドレア教会の見所は説教壇。
「どこかで見たような・・・。」

それもそのはず、斜塔で有名なピサのドゥオモにある説教壇を作ったジョヴァンニ・ピサーノが手がけたもの。
細かい部分までしっかりと掘られていて、大理石ということを忘れさせてしまうほど石の硬さを感じない。
ジョヴァンニさんは天才だ!

サン・タンドレア教会

住所
Via S.Andrea

ピストイアで一番古いサンタ・マリア・デッルミルタ教会は、主祭壇の上がクーポラになっている建物。
フィレンツェのドゥオモのクーポラを縮小したような建物。
イタリアの街にこのクーポラは実によく合う。

サンタ・マリア・デッルミルタ教会

住所
Via della Madonna

Piazzza della Sala(ピアッツァ・デッラ・サーラ)街をひと回りして来た後は、1529年に作られた井戸があるPiazzza della Sala(ピアッツァ・デッラ・サーラ)へ。
ここでは野菜と果物市場が開かれ、周りはお肉屋さんや乳製品屋さん、レストランやエノテカが並んでいるので食いしん坊の私にはとても興味深い広場。

友人お薦めのオステリアLa BotteGaiaとBirreria(ビールの居酒屋)は、またもや残念ながら閉まっていた・・・。

「8月はバカンスシーズンだから、しょうがないか。」と諦めながら、「次回来た時には絶対に寄る!」と心に誓ったのであった。

La BotteGaia(ラ・ボッテガイア)

住所
Via del Lastrone
営業時間
10:30~15:00 / 18:30~1:00
定休日
日曜の午前中と月曜

pist10.jpg

Birreria

住所
Piazza della Scala

その他、気になったレストラン

Osteria Enoteca L’Angolo di Vino
(オステリア・エノテカ・ランゴロ・ディ・ヴィーノ)

住所
Piazza degli Ortaggi,13
営業時間
18:00~0:00(ラストオーダー 23:30)
日曜 12:00~14:30(ラストオーダー 14:00)/19:30~23:00(ラストオーダー 22:30)
定休日
水曜

Lo Storno(ロ・ストルノ)

住所
Via del Lastrone,8
TEL
0573-26193
営業時間
12:00~14:30/19:30~22:30
定休日
日~火曜の夜

野菜や果物、レストランを見たらおなかが空いてきた。
この街にはPizza好きには気になるピッツェリア兼トラットリアがある。
名前は「da Piero」(ダ・ピエロ)。
友人も誘って夕飯はここでとることに決定!

da Piero(ダ・ピエロ) ここのご主人ピエロさんはピッツァの世界大会にも出場したことがある実力者。

大きさは直径30cmくらいあり、生地は薄いながらも食べ応えがあったので半分がやっとだった。

トラットリアなので、ピッツァ以外もありそのメニューもピッツァに負けないくらいおしいとのこと。
友人が注文したシーフードのスパゲティを味見して、そのおいしさに納得。
お肉料理も食べたかったけど、ピッツァを食べきれない私は今日は諦めることにした。


da Piero(ダ・ピエロ)

住所
Viale Pacinotti,91
TEL
0573-365305
営業時間
12:00~15:00/19:00~1:00
定休日
月曜

※Piazza delle Sala近くのVia del Lastrone,26にもピッツェリア&フォカッチェリアを出店している

友人のお薦めとインフォメーションの情報にお世話になった半日観光ももう終わり。
ピッツァでいっぱいになったおなかを抱えながら、21:46の電車に乗ってフィレンツェへ。

追加情報

レストラン情報

La BotteGaia(ラ・ボッテガイア)La BotteGaia(ラ・ボッテガイア)

2003年の取材の時には閉まっていた所。
ワイン、チーズの種類が豊富で、スローフード協会もおすすめしているお店です。
外と中に席があり、夏、外に座りたい時にはぜひ予約を。
きれいに盛り付けられた創作料理と一緒にお好みのワインをグラスで楽しんでみて下さい。
同じ通りの4番には、ワインやお惣菜を販売しているお店があります。

住所
Via del Lastrone,17
TEL
0573-365602

(2005年7月4日)

ショップ情報

I Sapori della BotteGaia Eno-Gastronomia
(イ・サポーリ・デッラ・ボッテガイア・エノ-ガストロノミア)

ラ・ボッテガイアと同系列の食材のお店。
ワインやお惣菜があります。

住所
Via del Lastrone,4
TEL
0573-358450
営業時間
9:00~13:00/16:00~19:30

(2005年7月4日)

ジェーラト

GELATERIA PARE`(ジェラテリア・パレ)GELATERIA PARE`(ジェラテリア・パレ)

ピストイアの友人おすすめのジェラート屋。
ヨーグルト味のジェラートケーキが特におすすめ。

住所
Via Pacinotti,83
TEL
0573-27841
営業時間
月~土曜 15:30~24:00、日曜、祝日 10:30~13:30 / 15:30~24:00

(2005年7月4日)

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