MODENA(モデナ)

MODENA(モデナ)  1598年に当時のローマ教皇によってFerrara(フェッラーラ)から追放されたエステ家一族が移り住んだ街、そして3大テノール歌手の1人パヴァロッティの故郷でもあるモデナ。

バルサミコ酢、生ハム、チーズ、発泡性ワインのランブルスコなど、美食家もうならせる「食の街」でもあります。

今回はちょっと欲張って、F1の王者フェッラーリの本拠地、モデナの隣り街Maranello(マラネッロ)へも足をのばしてみました。


同行通訳市内、郊外への同行、オーダーメード店でのショッピングの通訳、 フィレンツェ・シエナの美術館ガイドなどをいたします。
買い物だけでなく、美術の専門ガイドなど、自分達だけのツアーでフィレンツェの町をお楽しみ下さい。
詳しくは下のリンクより。

LinkIconフィレンツェ同行通訳・コーディネート

2004年3月××日 晴れ、時々雨

 今日は朝からドキドキ。

久しぶりにトスカーナ州を脱出するし、何よりもフェッラーリ・ファン(ひよっ子だけど・・・)の私にとって聖地でもあるマラネッロの街へも行くから。
セーターと手袋を赤できめて、さあ出発!

モデナ駅フィレンツェからIC(インターシティー)に乗って約2時間でモデナへ到着。
時刻表通りに行くと2時間弱だけど、よく遅れるICは予定通りには到着せず、案の定今日も20分遅れ。

イタリア国内を時間通りに移動したいのであれば、ES(ユーロスター)を使うに限る。

イタリア国鉄(FS)

モデナの駅から旧市街地までは歩いて約15分。

Viale(ヴィアーレ)という交通量の多い道路に囲まれる形でモデナの旧市街地がある。
駅の広場にATCM(市内バス)のバスターミナルとチケット売り場があるので、市内バスでの移動も可能。

ガイドブックの小さな地図を頼りにPiazza Roma(ローマ広場)へ進んでいった。
ここにはエステ家のフランチェスコ1世が住居として1634年に建築を始めたPalazzo Ducale(ドゥカーレ宮殿)がある。
かなり豪華なバロック様式の内部は現在軍の施設があるとのこと。

ローマ広場から街の中心Piazza Grande(グランデ広場)へ行くまでは、ボーロニャのように両側がアーケードになっていて、私が思うエミリア・ロマーニャの街の雰囲気が感じられる。

Salumeria Giuseppe Giusti(サルメリア ジュゼッペ・ジュスティ)イタリアの食の本や雑誌に数多く掲載されている創業1605年の昔ながらのサラミ店もあって、私の頭はすでに今日のお昼を考え始めた。
なんとも気が早い。



Salumeria Giuseppe Giusti (サルメリア ジュゼッペ・ジュスティ)

住所
Via Farini, 75
TEL/ FAX
059-222533
ホームページ

Zampone(ザンポーネ:豚の足の皮に詰め物をしたソーセージの一種)、バルサミコ酢、Tortellini(中に詰め物をしたパスタの一種)など、この地方の特産品が買える。
旧市街地のちょうど真中を通っているVia Emilia(エミリア通り)に沿って、世界遺産の文化遺産に指定されている一帯、グランデ広場、Duomo(ドゥオモ)、Torre Ghirlandina(ギルランディーナの塔)がある。

モデナ・iat インフォメーションiatインフォメーションもこの近くなので、まずはここで地図とドゥオモの簡単な説明書をもらい、午後のメイン・イベントにしようとしているGalleria Ferrari(フェッラーリ・ギャラリー)への行き方を聞いた。

すると、係りの人がなにやら赤い紙をくれた。
よく見てみると、フェッラーリの写真、そうフェッラーリ・ギャラリーの割引券。
しかも2ユーロも安くなる券だ!

通常大人1人10ユーロだから、20%割引!
行き方を聞いてよかった!!!
単純な私はもうご機嫌。

iatインフォメーション

住所
Via Scudari, 12
TEL
059-206660
FAX
059-206659
開館時間
月曜 15:00~18:00、火~土曜 9:00~13:00/ 15:00~18:00、日曜、祝日 9:00~13:00
閉館日
8月15日
ホームページ

ご機嫌のまま隣りの「modenatur」(モデナトゥール)という名前のツーリズモ関係の事務所へ。

モデナに来る前にいろいろネットで調べたら、「市立のアチェタイア(バルサミコ酢生産所)の見学のお問い合わせは、モデナトゥールへまで」とあったので、覗いてみた。

係りの人にアチェタイアの事を聞くと・・・、

「もう今は市立のアチェタイアは閉まってしまったのよ。市立でなくてもいいのならいつくか紹介できるわよ。市バスで行ける所もあるから、今日の午後行ってみたら?」

と言って、リストを見せてくれた。

アチェタイアの見学は、事前に予約をすれば可能とのこと。
「午後はフェッラーリ・ギャラリーに行くからなぁ。」と考え、アチェタイア見学は次回にすることにした。

市バスで行けるアチェタイア

Acetaia di Giorgio(アチェタイア・ディ・ジョルジョ)
住所Via Cabassi, 67
TEL/ FAX059-333015
ホームページアチェタイア・ジョルジョ・ホームページ
行き方市バスの4番を利用
Azienda Agricola Galli(アジェンダ・アグリーコラ・ガッリ)
住所Via Albareto, 452
TEL059-251094
FAX059-251010
行き方市バスの10番を利用

アチェタイアのリストが掲載されている小冊子には、モデナのイベント、ホテル、レストランなどの情報も掲載されていた。

年間イベントスケジュール

Modena Terra di Motori

テーマ
フェッラーリ、マセラーティ、デ・トマーゾなどの自動車展
日程
3月27日~4月4日
場所
旧市街地の広場と通り
問い合わせ先
059-234880
ホームページ

7.8 Novecento

テーマ
350の出品店が集まるアンティーク市
日程
4月1~4日と11月11~14日
問い合わせ先
0522-631042
ホームページ

Lambrusco Mio

テーマ
発泡性の赤ワイン、ランブルスコの市
日程
5月8~10日
場所
Viale Berengario(ベレンガリオ通り)のForo Boario(フォロ・ボアリオ)

Manifestazioni sull'Aceto Balsamico Tradizionale di Modena

テーマ
モデナの特産品、バスサミコ酢の市
日程
5月22日~6月6日
場所
旧市街地の各通りや広場
問い合わせ先
059-220022
ホームページ

Concerto Pavarotti & Friends

Serate Estensi

テーマ
エステ家の夕べ(展示会、バレエ、パレードなど)
日程
6月19~30日
場所
旧市街地とParco Novi Sad(ノーヴィ・サッド公園)
問い合わせ先
059-206707または206802
ホームページ

自動車展、バスサミコ酢市、ランブルスコ市、パヴァロッティのコンサートは興味ある~。

ドゥカーレ宮殿駅からここへ来る途中に前を通ったドゥカーレ宮殿の一般公開の情報もあった。


ドゥカーレ宮殿の内部見学

見学日
毎月1回
料金
6.00ユーロ
問い合わせ先
modenatur 059-220022(要予約)

ここモデナツールでは、かなりいろいろな情報を集められて大満足。係りの人、ありがとう!!!

モデナツール

住所
Via Scudari, 8
TEL
059-220022
ホームページ

世界遺産に指定されているグランデ広場一帯は、おじ様方が所々に集まって井戸端会議している姿と石畳の上を自転車で移動している人達が目についた。

よ~く考えると、駅からここまでの間でも自転車姿の人をよく見かけたなぁ。

確かに街に坂はなく、どこへ行っても平ら。この地形は自転車にはとっても便利!グランデ広場にあるドゥオモはこの間行ったピサの斜塔ほどではないけど、一瞬目を疑う程傾いている。

モデナ・ドゥオモこのドゥオモは街の守護聖人サン・ジミニャーノに奉献されたもので、1099年に最初の石が置かれて建築が始まったイタリアを代表するロマネスク様式の建物。

私が行った時にはちょうどお葬式が行われていて、ドゥオモの正面扉から棺と遺族、参列者の方達が出てきた。
正面扉の所には、亡くなられた方の写真が立ててあって、誰でも自由に持って帰れるよう焼き増しされた写真がたくさん置いてあった。

日本とは違って、親族も参列者も喪服ではなく普通の洋服で亡くなった方を見送っていたのが印象的だった。

~どうぞ、ゆっくりお休み下さい~


ドゥオモ

住所
Corso Duomo
拝観時間
毎日 7:00~12:00 15:30~19:00
(ミサの間は観光客の拝観は禁止)

ドゥオモの隣りに建っているのはギルランディーナの塔。
高さ87m、下はロマネスク様式、上はゴシック様式で造られていて、街のシンボル。

ギルランディーナの塔

住所
Piazza della Torre
拝観時間
1月31日、4月~10月の日曜と祝日 9:30~12:30 15:00~19:00
(ただし、8月は除く)
料金
1.00ユーロ

「食の街」での昼食時間が迫ってきたので、地元の人から情報収集。私にとって重要なのは、「安くておしいお店」。

地元の人達は口を揃えて「この街のレストランはどこもおいしいよ。でも決して安くはないかもね。」と一言。
それだけ「食」にこだわっているのか?

誰もが薦めてくれたのはPiazza Mazzini(マッツィーニ広場)周辺にある何軒かのレストラン。

その中から、毛皮のコートを着たおば様が薦めてくれた、ガイドブックにもモデナツールでもらった小冊子にも載っていないレストランに行くことにした。
入り口は日本の温泉街にあるちょっと昔の飲み屋みたいな感じ。
(なんでこんな事を知っているのか、自分でも?)
あくまでもイメージ、イメージ。中もちょっと昔の寂れた雰囲気があり、おば様を信用していいものかどうか迷ってしまった。

でも壁にはエステ家の文献や家系図のコピーが飾ってあって、メニューにも「エステ風」と付くものが並んでいた。

う~ん、これは期待できるかも!

サラミの盛り合わせ、ほうれん草のニョッキ・生クリームソース、エステ家風オッソブーコを注文してみた。
サラミの盛り合わせには豚の頬の部分が入っていて、いつもは重くて途中から苦しくなってしまう生クリームとニョッキの組み合わせもすごく軽い口当たり、そしてアーモンドが上からかかったオッソブーコもすごく柔らかくてしかも重くなくとってもおいしかった!

「エステ家風と付くのは、昔ながらの作り方を守っているメニューなのよ。」

とお店のおば様が教えてくれた。
Trattoria da Omer(トラットリア・ダ・オメール)のオッソブーコおまりにもおいしかったので、最初にオッソブーコの写真を撮るのを忘れてしまった!

この写真は3つあったうちの最後の1つ。
ちなみに3品それぞれ8ユーロだった。

毛皮のコートのおば様ありがとう!
そして、エステ家の皆様ありがとう!


Trattoria da Omer(トラットリア・ダ・オメール)

住所
Via Torre, 33
TEL
059-218050
定休日
日曜

その他のレストラン

Da Enzo(ダ・エンツォ)

住所
Via Coltellini, 17
TEL
059-225177
定休日
日曜の夜、月曜

Da Danilo(ダ・ダニーロ)

住所
Via Coltellini, 31
TEL
059-225498
定休日
日曜

ATCM郊外用バスターミナル午後のメインイベント、フェッラーリ・ギャラリーへ向けてノーヴィ・サッド公園の隣りにあるATCMの郊外用バスターミナルへ。


ATCM郊外用バスターミナル

料金
モデナからフェッラーリ・ギャラリーまで片道2.12ユーロ
ホームページ

バスは南西に向って走り、20分弱走るとマラネッロの街へと入る。
と、右側前方に赤い塔を発見!
そう、あの塔はまさにフェッラーリ本社内にある塔。

フェッラーリ本社バスはフェッラーリ本社の前に停まり、我先に!とバスから降りた私は本社入り口にあるあの「跳び馬」のロゴを見て大感激!

そして、本社前の道路を走る赤いフェッラーリを見て更に感激!

本場を走るフェッラーリだぁ。

本社内に入るにはIDカードが必要で、もちろん一般者は入れない。

しばらく従業員が行き交う姿を「いいなぁ~」という目で見ていたので、ちょっと怪しい日本人だと思われたかも?

本社前にはFerrarii Store(フェッラーリ・ストア)があって、中へ入ると自動ドアのよくある「ピンポーン」という音の代わりに、「ヒューッン、ヒューッン」というあのF1のエンジンの音がした。

これまた感激。

あ~、今年こそF1のレースを見に行きたい。ストアには洋服、ミニカー、ステイショナリー、ぬいぐるみなどフェッラーリの公式グッズが並んでいて、赤い店内。

私のセーターも赤で自己満足の世界に浸っている自分に笑ってしまった。
フェラーリ・ギャラリーギャラリーは、ストアから少し離れた所にある。

モデナのインフォメーションでもらった割引券を出して、いよいよ見学開始。

ギャラリー内には歴代のエンジンや車やトロフィーが並んでいて、創業者エンツォさんのオフィスが再現されている所では、フェッラーリの歴史がビデオで流されている。

これはフェッラーリ・ファンにとってはたまらない!

食い入るようにビデオを見て、今までテレビでしか見たことがない車の側で写真を撮ってもう観光客ぶりを大発揮。

このシートにシューマッハやバリケッロ(イタリアではこう呼んでいる)が乗っていたんだぁ、と想像しながらニタニタしてしまった。
もちろんここでも、怪しい日本人と思われたはず。

フェラーリ展示室F1用展示会場の反対側のスペースでは、フェッラリーの一般車が展示されていた。


レースと同じタイプの車に乗ってカーレースが出来るコーナーもあり、観光客のおじ様の後に続いて私も運転席に乗ってみた。

気分だけでもF1レーサー。

フェラーリ F1今までいろんな観光ポイントに行ったけど、これだけ20代後半から60代の男性が集まっている所はなかったと思う。
しかも、イタリア語より英語やスペイン語などの外国語を喋っている人が多かった。本当はフェッラーリの車が欲しいけど、それは夢のまた夢の更に夢。

記念に「跳び馬」のステッカーを買って、モデナへの帰路についた。

本社前のバス停でバスを待っている間、黄色とシルバーっぽいグレーのフェッラーリがそれぞれ前を通ったので、「天気のいい日曜は、東京都内では結構フェッラーリが走っているという話を友人から聞いたことがあるけど、やっぱりここもフェッラーリに会える率は高いなぁ。」と実感。

フェッラーリのショップ

住所
Via Abetone Inf, 19 Maranello
TEL
0536-949888
営業時間
毎日 10:30~19:30

フェッラーリギャラリー

住所
Via Dino Ferrari, 43 Maranello
TEL
0536-943204
FAX
0536-949714
営業時間
毎日 9:30~18:00
料金
大人 10.00ユーロ、子供 6.00ユーロ
その他
オーディオカイド 2.00ユーロ
ホームページ

再びモデナのバスターミナルに戻ってきて、急ぎ足で駅へと向かいフィレンツェへの帰路についた。
この日帰り旅行を終えた数日後に2004年F1レース第1戦がオーストラリアのメルボルンで開催され、フェッラーリはワンツーフィニッシュを飾った。
1999年以来続いているワールドチャンピオンに向けて幸先のいいスタート。

6年連続優勝になることを期待しつつ、これから数ヶ月間日曜はテレビを見ながら応援しようっと。
もちろん赤い服を着て!

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