COLLE VAL D' ELSA(コッレ・ヴァル・デルサ)

COLLE VAL D' ELSA(コッレ・ヴァル・デルサ)  フィレンツェのドゥオモ建設を最初に担当したAlnorfo di Cambio(アルノルフォ・ディ・カンビオ)の生まれ故郷であり、クリスタル生産が有名な街。

ミシュランの星付きレストランもあるので、今回はいつも以上に「食」をチェックしながら散策してみました。

美味しいものがある街は、宿泊してゆっくりと美味しいものを楽しむのもいいですね。


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2004年6月××日 晴れ

 数日前までは「昨年より涼しい」なんて言葉をよく聞いたけど、ここ最近はか・な・り暑い。
昨年に負けないくらい暑いなか、道端で倒れないよう注意しながらバスに乗ってコッレ・ヴァル・デルサへ。

以前、この日帰り旅行ダイアリーで行ったPoggibonsi(ポッジボンシ)経由、Siena(シエナ)行きのバスに乗り、約1時間で街へ到着。

観光地行きだけに、9:40発のバスに乗る人は多い。
早めに行ってバスが来たと同時に乗り込まないと、1時間立ちっぱなしの危険性大!
でも私は今までに何回もこの路線のバスには乗ったことがあったから、席を確保する方法はバッチリ。

それは・・・、
「通常、バスの扉は前と後ろに2ヶ所あるから、前よりも後ろに並ぶ。」
この作戦で今回も無事に席確保。


SITA

ホームページ

この街はColle Basso(コッレ・バッソ:低いコッレ)とColle Alto(コッレ・アルト:高いコッレ)に分かれていて、SITAのバスが発着するのはコッレ・バッソのP.zza Alnorfo di Cambio(アルノルフォ・ディ・カンビオ広場)。
この広場にはイタリア人の友人お薦めのレストランAntica Trattoria(アンティカ・トラットリア)があるので、インフォメーションに行く前に早速チェック。

アンティカ・トラットリアプリモ・ピアットの値段が10~15ユーロなので、普通のレストランよりもちょっと高め。
スニーカーにジーンズ姿もちょっと気が引けるので、今日は次回のための下調べ。

アンティカ・トラットリア

住所
Piazza Alnorfo di Cambio,23
TEL/FAX
0577-923747
定休日
火曜

コッレ・ヴァル・デルサ・インフォメーションインフォメーション、バスチケットセンター、ホテル予約センターもこの広場にある。


インフォメーション

住所
Piazza Alnorfo di Cambio,9
TEL
0577-921334
開館時間
11:00~17:00
ホームページ
(シエナのHPです、右の所からVal D'Elsaを選択してください。ただし、日本語はありません)


Fiera della Caccia e degli Uccelli(狩り祭)

インフォメーションでもあったMuso del Cristallo(クリスタル博物館)のパンフレットと事前にHPをプリントアウトしたクリスタルについての説明を手に握り締め、まずはこの街の最大のクリスタル産業を勉強しよっと。

パンフレットによると・・・

この博物館は2001年にイタリア初のクリスタル博物館としてオープンした。

この街のクリスタル産業の歴史は古く、1337年にはすでにガラス製品に税がかけられていたという資料も残っている。
街の周辺は森に囲まれ、ガラス生産に必要な石英、マンガン、バリウムが多く取られたので、とても適した土地だったと思われる。

実際にこの街で産業として始めたのは、1820年フランス人のFrancesco Mathis(フランチェスコ・マティス)である。
彼は当時イギリスやフランスですでに行われていたように、酸化鉛を入れてガラスに透明感と輝きを製品に与えた。

彼の死後1832年にバイエルン人のGiovanni Battista(ジョヴァンニ・バッティスタ)が工場のオーナーとなり、燭台や薬用の小瓶やすり鉢などの日用品を生産するようになったが、経営不振に陥り1889年にAlnorfo Nardi(アルノルフォ・ナルディ)に売り渡した。

1900年代に入ると食卓で使用する物だけでなく自動車のランプ等も生産されるようになり、現在では1961年創業のArnolfo di Cambio(アルノルフォ・ディ・カンビオ)とVilca(ヴィルガ)、1967年創業のCalp(カルプ)(CalbとLa Pianaの合併)、1968年創業のKristal Krisla(クリスタル・クリスラ)の4社が中心となって、コッレ・ヴァル・デルサのクリスタル産業を支えている。

なるほど、なるほど。
実際に一大産業になったのは、思ったより新しいんだ。

と、ここで以前から曖昧だった「クリスタルとガラスの違い」も解明。

簡単にいうと、「クリスタルとは、酸化鉛を24%以上含んだもの」
フランスのバカラは30%以上酸化鉛を含んでいるので、透明感や輝きが素晴らしく高品質になっているとのこと。

フムフム、そうだったのか。

クリスタル博物館博物館内は中世から現在までの製品やクリスタルを作る道具が展示されている。
博物館がある広場には、以前この地に工場があったBoschi社の煙突が残っていて新しい建物の中にも歴史を感じる。


クリスタル博物館

住所
Via dei Fossi, 8/A
TEL/FAX
0577-924135
開館時間
10:00~12:00 / 16:00~19:30
閉館日
月曜
料金
大人 3.00ユーロ、子供(7~12歳)と65歳以上 2.00ユーロ
クリスタル博物館、Museo Archelogico(考古学博物館)、Museo Civico(市立博物館)の共通入場券

大人 6.00ユーロ、子供(7~12歳)と65歳以上 4.00ユーロ

ホームページ

Critallo tra le Mura(クリスタル市)

期間
2004年9月4~19日
ホームページ

冷房がきいている博物館から外に出て、夏の直射日光の強さにちょっと目まいを感じた私は早く冷房がきいた場所に行きたくて、ちょっと早めにレストラン探しを始めることにした。

博物館の近くにエノテカがあったので、期待をしつつ中へ。
ワインを扱っている人は美味しい物を知っているでしょう!

ワインやハードリキュールが並んだ店内をぐるりと見回った後、おじさんから情報収集。

私「すいません。この街の美味しいレストランを教えて頂けませんか? あまり高くなく・・・。」

おじさん「車で来た? 予算はいくらくらい?」

私「バスです。 予算は・・・。」

おじさん「予算によってもお薦めの場所は違うからな。コッレ・アルトは観光客相手が多いから、今いるコッレ・バッソのレストランがいいだろうな。50ユーロくらいであれば、カンビオ広場にあるアンティカ・トラットリアがいいんだけどな。」

私「50ユーロは高いです!」

おじさん「そうだよな。30ユーロ弱だったら、この角。もう少し安めがよければ、この道を入って右側かこの道を更に進んだ左側だな。ここは魚介類が中心だよ。」

と、地図を見ながら丁寧に教えてくれた。

エノテカから近い所からチェックしに行くと、まず1軒目は閉まっていた。
同じ通りにある魚介類が中心の所は開いていたけど、海に面していない街で魚介類というのもなんだからやめて、30ユーロ弱の角のレストランへ向けて足を進めた。

角のレストランの対角線上にPsticceria(パスティッチェリア:お菓子屋)があったのでいい匂いに誘われて入ってみると、主に結婚式や何かのお祝い事の時にお返しとしてプレゼントする小さな入れ物に入ったキャンディーやアーモンドのお菓子がたくさんあった。

Pasticceria Lorena(パスティッチェリア・ロレーナ)入れ物は陶器や銀製品やシルクや小箱などで作られていて、どれもとっても可愛い。
お店のおばさんがとてもいい感じの方だったので、おやつ用にクッキーを購入。

ショップカードをお願いすると、ちょうど切らしていたらしく、手書きで電話番号等書いてくれて、一緒にレストランのショップカードをくれた。
このお菓子屋さんが経営しているレストランとのこと。

あれっ、エノテカのおじさんが薦めてくれた角のレストランだ。
偶然。

Pasticceria Lorena(パスティッチェリア・ロレーナ)

住所
Via Cennini,12
電話
0577-920205
開店時間
8:00~13:00 16:00~20:00
定休日
火曜


昔の建物を修復したらしいレストランの中は見た目より広く、山吹色のテーブルクロスと緑色の食器できれい。

料理内容は田舎っぽくなく、ちょっとお洒落な感じ。
量もしっかりあるので、プリモ・ピアットとセコンド・ピアットだと女性には多いなぁ、と思いつつ隣りのテーブルを見ると、男性2名と女性1名がレバーペースト、トリュフのリゾット、タリアータ(牛肉を焼いてスライスしたもの)、デザートを平らげていた。

男性はまだしも、女性まで・・・。
凄い。

モリーノ・イル・モーロ食事の後、Cameriere(カメリエーレ:ウエイター)が、
「下を見に言ってごらん。」
と言ったので、デジカメを持って降りていった。

すると、そこは昔の製粉場の跡。

当時使用していた木製の粉引き機や水車がきれいに修復されて残っていて、ガラス張りになっている床を覗くと流れの速い川が流れていた。

おもしろい!!!

カメリエーレの話によると・・・、
もともとこの建物は1100年代から製粉場があって、1985年まで実際に使用されていた。
その後、約8年修復に時間をかけて今から4年前にレストランとしてオープンし、現在に至っている。

オーナーは製粉場時代と同じで斜め前のお菓子屋さんのオーナーでもある人。
今でも時々ともろこしを製粉している。

だから、レストランの名前にMolino(モリーノ:水車小屋)って付いているんだ。
いや~、おもしろいレストランを紹介してもらったなぁ。

Molino il Moro(モリーノ・イル・モーロ)

住所
Via della Ruote,2
TEL
0577-920862
開店時間
12:30~14:00 19:30~22:30
定休日
月曜
ホームページ

閉まっていたレストラン
住所:Via Giuseppe Galibardi
アルノルフォ広場から行って右側。青字でLatteria(ラッテリア:牛乳屋)と書かれた看板の手前。

魚介類のレストラン、Anfora(アンフォラ)

住所
Via Giuseppe Galibardi
アルノルフォ広場から行って左側

コッレ・バッソを散策した後は、アルノルフォ広場からオレンジ色のバスに乗ってコッレ・アルトへ。

コッレ・アルトに行くバスは2番か4番。

コッレ・ヴァル・デルサ・バッソとアルト6を結ぶバスそれぞれ交互に30分に1本の割合でアルノルフォ広場を通り、最終的にはコッレ・アルトのP.zza Canonica(カノニカ広場)へ到着する。

バス

コッレ・アルトまでの料金
0.90ユーロ(1時間有効)
ホームページ

アルノルフォ・ディ・カンビオの像カノニカ広場には、この街が生んだ建築家アルノルフォ・ディ・カンビオの像があり、

「フィレンツェのシニョーリア宮殿、ドゥオモ、サンタ・クローチェの建築に関わった人物。1232年~1303年。」

と刻まれていた。
この街でよく目にする名前、アルノルフォは彼のことだったんだ。

まだ昼食の時間ということもあり、街はひっそりとしていた。
フィレンツェでは考えられないこのひっそり感が逆に耳に重く感じられた。
午後、街が活動をし始めるのは16:00。
なんとものんびりした人達だなぁ。

コッレ・ヴァル・デルサの壁沿いの遊歩道細長い街で壁沿いには遊歩道もあるので、外国からの観光客が私と同じようにブラブラと街を散策していた。


クリスタル博物館で3つの博物館の共通入場券を買ったので、16:00と同時にまずは絵画が中心の市立博物館、その後考古学博物館へ。

考古学博物館には、紀元前6~5世紀の陶器制作場の模型や紀元前のお墓からの埋葬品がずらりと展示されていた。

中でもエトルリア人女性の頭骸骨から生前の顔立ちをコンピューターで復元して、当時の衣装と合わせて撮った写真は現実味があって数千年の時間の差が一気に縮まった気がした。

市立博物館

住所
Via del Castello, 31
TEL
0577-923095 または 922954
開館時間
4~10月 10:00~12:00 / 16:00~19:00
11~3月 10:00~12:00 / 15:30~18:30
閉館日
4~10月 月曜
11~3月 月~金曜
料金
大人 3.00ユーロ、子供(7~12歳)と65歳以上 2.00ユーロ

コッレ・ヴァル・デルサ市立博物館

考古学博物館

住所
Piazza Duomo, 42
TEL
0577-922954
開館時間
10:00~12:00 / 16:30~19:3 0
料金
大人 3.00ユーロ、子供(7~12歳)と65歳以上 2.00ユーロ

考古学博物館

コッレ・バッソに降りる前に、クリスタルショップに寄って現在の製品をチェック。

模様が彫られているもの、色がきれいなもの、斬新なデザインのものなど、どれもきれい。
スーパーの安売りで買ったワインもこんなきれいなグラスで飲んだら、美味しく飲めるかも?

Loreno Grassini(ロレーノ・グラッシーニ)

工房と販売店の住所
Via di Spugna, 124
工房と販売店のTEL
0577-922739
販売店の住所
Via del Castello, 18
販売店のTEL
0577-924168
ホームページ

それから、忘れてはいけないミシュラン星付きのレストランを外観だけでも見学。

Alnorfo(アルノルフォ)先日、お医者さんグループの通訳でこのレストランに来たスタッフ横田の話によると、シェフ直々にサービスしてくれて、ワインも高級なものを飲んだとか。
料理が盛り付けられたお皿はこの街で作られたクリスタルを使用し、料理ももちろん美味しく、とても鮮麗された味で大満足した、と言っていた。

羨ましい~。

レストランのお客様が宿泊出来るように4部屋あるから、いつか宿泊も兼ねてゆっくり食事を楽しみたいな。

Alnorfo(アルノルフォ)

住所
Via XX Settembre, 50
TEL/FAX
0577-920549
営業時間
木~月曜 13:00~15:00 20:00~24:00
定休日
火、水曜 1月10日~2月10日、8月
ホームページ

来た時と同じようにオレンジ色のバスに乗って、コッレ・バッソのアルノルフォ広場へ。

Enoselsa(エノセルサ)レストランのお礼とワイン購入のために、最初に寄ったエノテカへ行っておじさんに再会。
1994年と1997年のBrunello di Montalcino(ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ)が1本30ユーロの大安売りをしていたけど、おじさんの親戚が経営しているAIOLA(アイオラ)のChianti Classico(キャンティ・クラッシコ)を購入。
10%も安くしてくれた。
おじさんありがとう!

最後にパチリと写真を1枚。

Enoselsa(エノセルサ)

住所
Via Oberdan, 20/22
TEL
0577-924474 または 920806
FAX
0577-901276

帰りは18:10のバスに乗ってフィレンツェへ。
シエナから来るバスだから座れないことを覚悟していたけど、以外と空いていて楽々座れた。

あ~、暑い日の散策は、水、サングラス、帽子、そしてなにより気力と体力が必要だ!

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