四十六通り目
Via Toscanella e Piazza della Passera
(トスカネッラ通りとパッセラ広場)

トスカネッラ通り46番目の通りはVia Toscanella(トスカネッラ通り)とPiazza della Passera(パッセラ広場)、そこから伸びる小路をいくつか見てみましょう。

観光客で1年中にぎわっているヴェッキオ橋、ピッティ宮殿からすぐのこの一角ですが、地元色が強く、狭い小路には昔ながらの工房、一般の住居などが多く静かな雰囲気です。


Via Toscanella e Piazza della Passera


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フィレンツェの下町風景

Via Toscanella

トスカネッラ通り第9の通りで紹介したBorgo S.Jacopo(ボルゴ・サン・ヤコポ)から南に伸びるトスカネッラ通りに入りましょう。


通りに入ってすぐ左手には鉄細工を作る工房があり、壁にはかわいらしい鉄細工がかかげられています。

鉄細工

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トスカネッリの碑板この通り名の由来となっているダル・ポッツォ・トスカネッリ一族はピッティ広場に屋敷を構えていました。今でも残る建物の正面には、この一族の中で一番有名なPaolo dal Pozzo Toscanelli (パオロ・ダル・ポッツォ・トスカネッリ;1397-1482)の碑板が掲げられています。


トスカネッリはフィレンツェ生まれで、数学者、天文学者などとして活躍していました。

フィレンツェの大聖堂のクーポラを建設したFilippo Brunelleschi(フィリッポ・ブルネッレスキ;1377-1446)の友達でもあったそうです。
彼が作った数式は、ブルネッレスキがクーポラを建設したときの計算にも利用されたといわれ、クーポラ建設の影の立役者の1人と言えるでしょう。

地学者でもあった彼は、ギリシャの天文学者プトレマイオスの地図をベースに、地球儀を作成し、大西洋経由での東インドへの一番短い航路を計算しました。
彼が亡くなった10年後、コロンブスことCristoforo Colombo (クリストフォロ・コロンボ;1451-1506)がこの航路を元に航海し、西インド諸島を発見したといわれています。

トスカネッラ通りを半分ぐらい進んだ辺りにパッセラ広場があります。

Piazzs Passera

viaf46_06.jpg

小さな広場はVia dello Sprone(スプローネ通り)、Via de` Sapiti(サピーティ通り)、Via del Pavone(パヴォーネ通り)、Via de` Vellutini(ヴェッルティーニ通り)と4つの通りが交わっていますが、どれも大きな通りではないので、車が行き交うことも少ないです。

サピーティ通り

交わる小道

広場にはレストラン、バールが数件あり、フィレンツェの広場にしては珍しく車通りが少ないので、季節のいい時期にはテラス席でのお食事もお勧めです。

広場は1912年ごろから存在しているものの、名前の由来ははっきりしていません。
この地区の住民には、昔から「パッセラ広場」と呼ばれていたらしく、近くに売春宿があったからという説があります。

PASSERA=パッセラは一般的なイタリア語では、「雌のすずめ」を意味します。
ところが、ここトスカーナでは俗語になりますが「女性の外陰部」の意味も持ちます。
その意味が「売春宿」につながると思われています。

余談ですが、ここフィレンツェでは、日常の挨拶でも、常套句の1つ「チャオ、ベッラ」の代わりに、パッセラをもじった「チャオ、パッセロッタ」を使われるのを耳にします。

辞書では男性形の名詞として「パッセロット=坊や」と訳がついているのですが、「チャオ、パッセロット」とは使われず、女性に向かって使う挨拶で、ちょっとだけ意味深に、軽く色っぽい意味を含ませるときに使われることが多いように思います。

挨拶1つでも地方、人によっていろいろです。

この言葉、トスカーナ、特にフィレンツェ周辺以外ではあまり通用しない言葉の一つで、うっかりほかの地方で使ってもわかってもらえないことが多いので要注意です。

こんな背景もあり、この名前を公式な広場名にするのにはだいぶ議論が交わされたそうですが、2005年に正式な広場名となったそうです。

この広場にあるレストラン、IL MAGAZZINO(イル・マガッジーノ)とQUATTRO LEONI(クアットロ・レオーニ)の2件は、「おすすめレストラン」で紹介されています。

イル・マガッジーノ

クアットロ・レオーニ

カフェ・デリ・アルティジャーニそれとバール&レストランの「CAFFE' DEGLI ARTIGIANI(カフェ・デリ・アルティジャーニ)」があります。

「アルティジャーニ=職人」と「職人カフェ」の名前を持つこの地区の職人たちに愛されるバールは、メニューにも「オラフォ=彫金職人」「ファレニャーメ=家具職人」などなどいろんな職人名が付いています。

コーヒーがおいしいのでお勧めです。

「CAFFE' DEGLI ARTIGIANI」
(カフェ・デリ・アルティジャーニ)

住所
Via dello Sprone 16r, angolo Piazza della Passera
TEL
055-291882
営業時間
09:00~23:00
定休日
日曜

LinkIconCAFFE' DEGLI ARTIGIANI のホームページへ

サピーティ通りの工房広場を過ぎて、さらに進むとポツポツといろいろな工房が見られます。


その中の一つにガラスのランプシェードを作る工房「B&C」があります。
60年近く続くこの工房では、昔から変わらない方法が受け継がれ、1つ1つ職人の手で作られています。

B & C

ビー・エ・チー

今では海外のお客さんが80%を占めているそうです。
いろんな形があるのですが、一番人気は星型のランプシェードで、300ユーロぐらいから注文できるそうです。

「B&C」(ビー・エ・チー)

住所
Via Toscanella,31r
TEL
055-211437
営業時間
08:00~12:00 14:00~18:00
定休日
土、日曜

LinkIconB&C のホームページへ

ピッティ宮殿へ

フィレンツェ下町の小道

右に左に小路が伸びるのを見ながら、第21の通りで紹介した Sdrucciolo de` Pitti(ピッティの急坂道)まで歩いたら、今回の通りは終了。

2009年7月 なお

指差しながら会話する

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