第六十六通り目 Piazza del Pesce, Vicolo Marzio e Via de` Girolami
(ペッシェ広場、マルツィオ小道とジローラミ通り

今回の通りはポンテ・ヴェッキオの袂、ヴァザーリの回廊のすぐ下の広場とそこから延びる路地をご紹介します。

広場と言っても本当に小さな広場ともともと大きな建物の間の小道Vicolo(ヴィーコロ)。
「Vivolo Cieco(ヴィーコロ・チェコ)」と言えば、行き止まりの路地、もしくは物事が行き詰った状態にも使います。

そんなポンテ・ヴェッキオのそばの小さな小道を散策してみましょう。

ペッシェ広場

Piazza del Pesce

ペッシェ広場、マルツィオ小道、ジローラミ通り

同行通訳市内、郊外への同行、オーダーメード店でのショッピングの通訳、 フィレンツェ・シエナの美術館ガイドなどをいたします。

買い物だけでなく、美術の専門ガイドなど、自分達だけのツアーでフィレンツェの町をお楽しみ下さい。
詳しくは下のリンクより。

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15世紀、コジモ一世の命によりヴァザーリの回廊建設が開始されるまで、アルノ川で採れる魚の市場があったことによるこの名前が残されています。

建設工事に伴い破壊されるまで、ここには「dai Pesciaioli(ダイ・ペスカトーリ)」 と呼ばれるロッジャがありました。

回廊建設が始まると魚市場は、より川沿い上流の「Lungarno degli Archibusieri(ルンガルノ・デッリ・アルキブジエリ)」や町の中心「Piazza della Repubblica(レップブリカ広場)」や「Piazza dei Ciompi(チョンピ広場)」に移動されました。

Gelateria Caffe delle Carrozze (ジェラテリア・カッフェ・デッレ・カロッツェ)この広場にはジェラテリア「Gelateria Caffe delle Carrozze(ジェラテリア・カッフェ・デッレ・カロッツァ)」があります。

創業20年、ジェラートにこだわり続けた情熱を形にしたジェラテリアです。
「新鮮で素材の味わいが感じられ口当たりが素晴らしくなくてはならない」というポリシーを元に手作りジェラートを提供しています。
特にヘーゼルナッツとピスタチオは優良産地のものを選び、人気の一品です。


「Gelateria Caffe delle Carrozze」
(ジェラテリア・カッフェ・デッレ・カロッツェ)

住所
Piazza del Pesce, 3
TEL
055-2396810
ホームページ

ペッシェ広場には、現在のようにジョヴァンニ・バッティスタが守護神になる前、ローマ時代から数世紀にわたり、フィレンツェの守護神だった軍神マルスの騎馬像がありました。

マルツィオ小道残念ながら1333年の大洪水により騎馬像は壊され、流されてしまいます。
しかし軍神マルスの名前を残すべく、ペッシェ広場から北に出ている路地にマルツィオの名前をつけました。

Vicolo(ヴィーコロ)とは大きなお屋敷の間の路地のこと、Vicolo Cieco(ヴィーコロ・チェーコ) というと行き止まりの路地、ここから解決策が見つけられない八方塞の状態のときにも使われます。

そんな細い道に軍神マルスの名前は残されました。

Casa Artigiana dell'Orafoこの路地に入ってすぐの右手にはCasa Artigiana dell'Orafo(彫金師の家)」があります。
ここは彫金師の工房が集まっているところです。

ひっそりとした感じですが階段を上がって入ってみるとすぐ左手に、工房があり見学も出来ます。


ジュエリー職人の工房ここでは販売、受注販売なども行っていて、奥には実際に作業をしている彫金師の方も見受けられます。

建物自体が彫金工房で、ポンテ・ヴェッキオにお店を構える人もここで作業をしているとか。

ちょっぴり入りづらいけど、中に入ると歓迎してもらえるのでお試しください。


なんとなくひっそりとした道ですが、それもそのはず軍神マルスの騎馬像の下で、1215年の復活祭の日、若きブオンデルモンテ・ブオンデルモンティは、ランベルツッチョ・アミデイとの婚約を破棄したため、アミデイ家とその一派によって暗殺されてしまいます。

当時ブオンデルモンティ家とアミデイ家、二つの家族はフィレンツェの有力者で、この事件まで町を共に守立ててきた家系でした。

しかしこの不幸な暗殺事件が、後に数世紀に渡って続くことになる教皇派と皇帝派、いわゆるグエル派とギベリン派の対立のきっかけとなったのでした。

Via dei Girolami (ジローラミ通り)さて魚市場から続くアーチがある道は、Via dei Girolami (ジローラミ通り)です。

長い歴史を持つジローラミ家は、1300年代初頭には商人として巨大な財を成し、1530年ころまで活躍した一族でした。
この一族にちなんで通りの名前がつけられました。

さて先に進んでみましょう。

Ristorante Buca dell'Orafoすぐ左手にはレストランがあります。
リストランテ・ブーカ・デル・オラフォです。
60年の歴史を持つフィレンツェの中でも老舗的な一店舗です。


フィレンツェ伝統料理テーブルが所狭しと並び、テーブルの間の狭い通路を上手にウェイターの人達がサービスして回ります。
伝統的料理に季節の食材を使ったメニューが楽しめます。

小さな店内は常に満席で予約は必須です。


「Ristorante Buca dell'Orafo」
(リストランテ・ブーカ・デル・オラフォ)

住所
Via dei Girolami, 28/r
Tel
055-213619
営業時間
12:30~1430、19:30~22:30
定休日
日、月曜
ホームページ


なんとなく寂しい通りですが、ちょうど中間あたりを過ぎたところで振り返ると、古き時代のフィレンツェを思い起こさせるような雰囲気の壁を見ることが出来ます。

ジローラミ通り

Via dei Girolami

イノジローラミ通りの突き当たりの角にあるのはパニーノテカ「'ino」(イーノ)、厳選された食材を使ったパニーノが楽しめるお店です。


'inoパニーノ以外にもサラミやチーズの盛り合わせとワインと楽しむことが出来ます。
またイタリア各地から選ばれた瓶詰めなども購入できます。

ランチ、小腹がすいたときに是非ともお立ち寄りください。


「'ino」 (イノ)

住所
Via dei Georgofili 3r-7r
Tel
055-219208
営業時間
11.00 alle 17.00
ホームページ

このお店まで来たら今回の散策も終わりです。
小さなエリアの散策でしたが、魅力的なエリアです。

2011年6月
よこた

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